わたしが住んでいるアパートは 坂の途中にある 雨が降る日 坂をすべって行く車 わたしの部屋の前を通り過ぎた途端に 車の音は ふっと消えてしまう こうして煙草を喫かして 壁を見つめていると どうやら わたしはセンチメンタルになってくるらしい その夜も遅く坂を戻って来た ふと見ると部屋に明かりが点いていた なんだか嬉しくなって立ち止まったが わたしにはわかっていた あれは消し忘れだってね 或る日 まだ雨が降って わたしは坂を下りて行く そして、部屋の前を通り過ぎて行く
わたしが住んでいるアパートは 坂の途中にある 雨が降る日 坂をすべって行く車 わたしの部屋の前を通り過ぎた途端に 車の音は ふっと消えてしまう こうして煙草を喫かして 壁を見つめていると どうやら わたしはセンチメンタルになってくるらしい その夜も遅く坂を戻って来た ふと見ると部屋に明かりが点いていた なんだか嬉しくなって立ち止まったが わたしにはわかっていた あれは消し忘れだってね 或る日 まだ雨が降って わたしは坂を下りて行く そして、部屋の前を通り過ぎて行く
わたしが住んでいるアパートは 坂の途中にある 雨が降る日 坂をすべって行く車 わたしの部屋の前を通り過ぎた途端に 車の音は ふっと消えてしまう こうして煙草を喫かして 壁を見つめていると どうやら わたしはセンチメンタルになってくるらしい その夜も遅く坂を戻って来た ふと見ると部屋に明かりが点いていた なんだか嬉しくなって立ち止まったが わたしにはわかっていた あれは消し忘れだってね 或る日 まだ雨が降って わたしは坂を下りて行く そして、部屋の前を通り過ぎて行く
夕暮れの風が頬を撫でる いつもの店に行くのさ 仲のいい友達も 少しは出来て そう捨てたもんじゃない さして大きな出来事もなく あの人はいつだって優しよ 何処で暮らしでも 同じだろと 私は思っているのさ なのに どうしてか知らない こんなに切なくなって 町で一番高い丘に 駆けてくころは 本当に泣き...
もしも 光が またおいらに当たるなら それを どんなに 待ってるさ ずっと 以前のことだけれど その光に 気付いていたのだが 逃しただけさ だけど ふたたび いつの日にか あの光が おいらを照らすだろう あの光そいつは 古びた町のガス灯でもなく 月灯りでもない スポットライトでなく ローソクの火じゃ...
不思議な桥が この町にある 渡った人は 帰らない 昔、 むかしから 桥は変わらない 水は流れない いつの日も 不思議な桥が この町にある 渡った人は 帰らない いろんな人が この町を出る 渡った人は 帰らない 赤く赤く 塗った 橋のたもとには 赤い赤い花が 咲いている いろんな人が この町を出る 渡...
おいらが恋した女は港町のあばずれ いつもドアを開けたままで着替えして 男たちの気をひく 浮気女 かもめ かもめ 笑っておくれ おいらの恋は本物で港町の真夜中 いつもドアの前を行ったり来たりしてる だけど おいらにゃ手が出ない かもめ かもめ 笑っておくれ ところがある夜突然 成り上り男が一人バラを両...
疲れ切った この体 でもまだ温もりはあるさ もうすぐ朝日は昇るだろ 何ひとつ変わっちゃいないさ また一つ星が消えでゆく 去ってゆく その背中に でもまだ温もりはあるさ いま私が声を掛けたなら あなたはきっと振り返るだろに また一つ星を消えてゆく 少しばかり 時が経てば 誰も私のことなど忘れるだろ...
そうね 気ままに暮らして行こうかな 何にも要らない これから だけど これでいいのかしらね また ひとりよ 私 あの人のこと恨んでないの 男の人はいいものよ 何にも要らない これからは 独りの夜はやっぱり長いけど また ひとりよ 私 寂しさには名前がない 誰が言ったの 何にも要らない これからは...
盲のカラスが 枯木の下で しゃれこうべつついて 笑ってる カラスどうした ひもじいか おまえの口は なぜ紅い おまえ あんな に胸さわがせて 探しまわった あの女 どの手で だまして 閉じ込めた 見えぬ瞼の裏側に やっぱり恐いから 迎える夜が 寒くて おまけに 真暗で だ...
今日この部屋に 西日が当たりました 近いうちに この部屋出て行く 今夜も窓の外 靴の音かと耳を澄ますと あれは遠い日のロマンス 私はもうじき このアパート出て行く 今日この部屋に 西日が当たりました 近いうちに この部屋出て行く せめて前の家の あの少年にだけは 気づかれぬように 私はもうじき ...
もしも 光が またおいらに 当たるなら それを どんなに 待ってるさ ずっと 前のことだけれど その光に 気付いていたのだが 逃しただけさ だけど ふたたび いつの日にか あの光が おいらを照らすだろう あの光 そいつは 古びた町のガス灯でもなく 月灯りでもない スポットライトでなく 蝋烛の火じゃな...